イベント開発の思い
1191年、臨済宗の開祖であった栄西が宋から茶の種を持ち帰り、抹茶法を広めた」「千利休が侘茶を大成した」など諸説ありますが、栄西が帰国する以前から博多には抹茶文化が伝わっていたとも言われています。14世紀から16世紀、琉球が中国や東南アジア諸国などと公貿易活動を展開していた大交易時代に、この沖縄の地にもお抹茶が伝わってきていたと考えても不思議ではないと思われます。そこでお抹茶伝来から10世紀の時を経て、まんちゃー精神でウチナンチュとナイチャーが協働し、道具や作法にとらわれない新たな南沖縄流・お抹茶イベントを打ち出すのも一興ではないかと思い開発したイベント、それが「南沖縄流・健康お抹茶会」です。
1.半世紀以上お茶の世界に生きてきた母の思いを息子が継承し、新たな文化を創造する
2.母より受けついだ本格的な茶道具を、娘(孫)へとつなぐ
3.「抹茶+沖縄らしさ」
4.誰でも気軽に本格的な茶道具で茶道の入口を体験できる機会の創出
5.八重瀬町ガイドの会と連携する高付加価値化プログラムの開発、など
イベント開発・開催までに色々とハードルはありましたが、第一歩を踏み出せたことが全てです。2025年4月より、公共のお宿・ぷらっとやえせに南沖縄流の茶室を設け、事前予約制で家元である宿の支配人が体験会を開催できるように努めて参ります。まずは気軽にお抹茶を体験し、茶道にご興味をいだいていただく入口になればと願っております。
ニュースレターVol.05
第1回 新人祭_ホモ・サピエンス フェス
八重瀬町ガイドの会と連携し、南沖縄流・お抹茶野点会を開催します。